行政サービスの就労継続支援にはA型とB型に分類されています。大きな違いは、利用者を雇用をするかどうかで、A型事業所は”雇用型”、B型事業所は”非雇用型”となります。雇用されるという事は、事業所と利用者との間に”雇用契約”が締結され、労働基準法、労働契約法、最低賃金法など法律が適用されます。
ちょっぴり難しくなりましたが、ざくっと簡単に説明すると・・・
A型事業所で勤務すると、時間給が保障(1,023円)され、一般的に4時間30分程度を月に20日ほど通所する事で、1か月で11万~12万円程度の給料が発生します。また、雇用保険に加入する事が多いので、万が一の時は、失業給付や育児休業給付金などを受給する事もできます。また、年次有給休暇も労働者の権利として発生しますので、心身のリフレッシュにも活用できます。
一方でB型事業所は、雇用契約を結ばないので、時間給ではなく工賃(それぞれの出来高)が支払われます。
平均的には、1か月で15,000円程度ですので、それだけでは日々の生活を行うには少ないので、ご家族の援助や、障がい年金、生活保護とセットで生計を維持することになります。
就労継続支援A型事業所とB型事業所とでこのような違いがある為か、
「A型は軽度で、B型は重度」や「B型の上がA型」などと言われる事がよくあり、
B型でもトップレベルの作業能力がないと、A型事業所を利用する事は難しいと勘違いされる事があり、
A型をあまり進めない支援者や利用を躊躇(ちゅうちょ)する利用者が見受けられます。
だいこん畑では、必要最低限の作業遂行能力は少なからず求めるものの
『しっかりと働いて給料を稼ぎたい!』、『生活保護から抜け出したい!』、『一般就労にチャレンジしたい!』
などのご利用者様の強い気持ちを特に重視しています。
誰しもが最初は自信がないと思います。4時間半で週5日の勤務を基本とはしていますが、
午前中の2時間からとか、月・水・金の週3回からなど、少しづつ利用になれることも可能です。
現在、たくさんのご利用者様が勤務しています。
障がいの特性でゆっくりしかできない方もおられます。
他の人と比べるのではなく、自分自身との闘いだと思います。
たとえ今、ゆっくりでも。昨日より今日、今日より明日、
少しずつ上達したいという強い気持ちが重要だと思います。
私たち、だいこん畑では、強い気持ちのあるご利用者様を
全力でサポートさせていただきます。
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