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稼げるB型事業所を目指して|大阪市の工賃アップ実践ガイド

大阪市B型事業所の工賃アップ方法を解説。生産性向上や販路拡大、成功事例から学ぶ実践ポイントを紹介

はじめに

大阪市の就労継続支援B型事業所では、多くの利用者が月額15,000円前後の工賃を得ています。しかし、生活の安定や自立を目指すためには、工賃の向上が欠かせません。本記事では、現状の課題、工賃アップのための具体的な方法、そして実際の成功事例を紹介します。

1. 大阪市B型事業所の現状と課題

1-1. 大阪市B型事業所の平均工賃状況

大阪市のB型事業所の平均工賃は全国平均とほぼ同じく月額15,000円前後。時給換算では200円台になることも多く、利用者の生活に大きな影響を与えます。一方で、平均を大きく上回る事業所も存在し、その差は業務の種類や販路の広さ、効率的な運営体制によって生まれます。

1-2. 工賃が伸び悩む主な要因

工賃が伸び悩む理由には、受注単価の低さや販路の制限があります。多くの事業所が下請け作業に依存しており、単価の低い業務が中心です。さらに、利用者の体調やスキル差によって生産性が一定しないことも大きな要因です。

1-3. 工賃改善の必要性と効果

工賃アップは収入増加だけでなく、利用者のモチベーションや自立意欲の向上にもつながります。また、事業所の評価が高まり、新規受注や企業連携のチャンスも増加。結果として事業の安定性が向上します。

2. 工賃アップのための具体的な方法

2-1. 生産性向上の取り組み

作業手順や環境の見直し、補助具や専用機器の導入で効率を高めます。例えば、自動包装機や裁断機などの設備投資は初期費用がかかるものの、長期的に工賃向上に直結します。

2-2. 販路拡大とマーケティング戦略

地域イベント出店やオンライン販売を活用し販路を拡大。SNS発信でファン層を育成し、企業向け提案営業でBtoB案件を獲得することも効果的です。

2-3. 高付加価値商品の開発

地域資源を活用したオリジナル商品やデザイン性の高いクラフト製品など、付加価値を高めることで高単価販売を実現。商品の物語性や社会的意義を打ち出すことで販促効果が増します。

3. 成功事例から学ぶポイント

3-1. 企業連携による安定受注

地元製造業と提携し、部品検品・梱包作業を年間契約で受注している事業所では、安定的な高単価案件を確保し、利用者の工賃を大幅に向上させています。

3-2. 資格取得とスキルアップ支援

パソコン検定や食品衛生責任者資格の取得を支援し、そのスキルを活かせる業務を開拓。受注単価が上昇し、利用者のやりがい向上にもつながっています。

3-3. 地域とのつながりを活かした販路

商店街や地域団体と連携し、販売会や共同イベントを実施。地域密着型の販路は安定した売上と口コミ拡大を同時に実現します。

まとめ

大阪市のB型事業所が工賃をアップさせるには、生産性向上・販路拡大・高付加価値商品開発の3つの戦略が重要です。加えて、企業連携や資格取得支援などの取り組みを組み合わせることで、利用者と事業所の双方に大きなメリットをもたらします。

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